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スージー・ケンティキアン VS キム・ダンビ WBAフライ級タイトルマッチ 結果&動画 ボクシング女子

 Boxing

2014年5月31日(土)ドイツ クレーフェルト

WBAフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
VS
挑戦者 キム・ダンビ(韓国)

 5月31日にドイツでWBAフライ級タイトルマッチがおこなわれました。王者スージー・ケンティキアン選手は2012年にこのタイトルを失った後、昨年、同王座に返り咲いてこれが王座復活後二度目となる防衛戦。

 今回の相手はアジアで二番目に汚い試合をするクセ者ファイターのキム・ダンビ選手(韓国)。この選手は2回のタイトル歴を持つ現IFBAミニフライ級王者ですが、その試合はただ一直線に突き進むだけで知性のかけらもないブルファイト。凶暴さと頑丈さ&地元判定で勝ちをもぎ取るだけのスタイルで、ボクサーとして評価出来るものはほとんどありません。

 しかし、彼女の場合、技術の欠如よりもさらにひどいのはフェアプレー精神の欠如。反則をなんとも思わず体当たり、押し倒し、頭突きなどで前進するのが常套手段。かつて上村里子選手はこの選手のホーム韓国での対戦でホールディングの反則を受けましたが、そのさい腕を強くねじられて肘の関節を脱臼。それがまったく問題にならずにキム・ダンビ選手の判定勝ちとなっています。

 そんなダーティーな選手でも一応はタイトルホルダーですから、事情を知らない欧州の関係者さんが今回の対戦を組んだようです。

 というわけで、ケンティキアン選手がこのつまらない相手に反則で負傷でもさせられないかと心配な一戦だったわけですが、結果はごらんのように、ドイツの正統派ケンティキアン選手がすべての面で圧倒し、怪我も無くTKO勝利。

 日本と同様に精神主義ばかりを強調してめったにタオルを投げない韓国のセコンドが途中で我慢出来ずにタオル投入をおこなうという珍しい結末が見られましたが、それほどの力の差があったわけです。

WBAフライ級タイトルマッチ 10回戦
○王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
TKO タオル投入 第9ラウンド
×挑戦者 キム・ダンビ(韓国)
スージー・ケンティキアン選手のTKO勝利。

 この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
スージー・ケンティキアン(ドイツ)36戦33勝2敗1無効試合17KO
キム・ダンビ(韓国)13戦9勝3敗1分2KO

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コメント

  1. みゅんみゅん より:

     6ラウンド以降スージー選手の狙い打ち状態でレフリーはセコンドのタオル投入を待たずにストップすべきだったと思います。
     往年の男子ボクサーにダニーロペスとかマシューサードムハマド(先日亡くなった)とか逆転KOアーチストがいましたが、いずれもすごいパンチ力がありました。
     パンチ力に欠ける女子選手にあっては勝負の帰趨が決した段階でいたずらに長引かせずに試合をストップする責務がレフリーにあると思われます。

  2. 困るね より:

    こんなのがアジアのボクサーだと思われるのが恥ずかしい。このレベルでも世界王者とは。

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