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真道ゴー VS アレリー・ムシーノ WBCフライ級タイトルマッチ 結果&動画 ボクシング女子

 Boxing

2014年12月6日(土)メキシコ モンテレイ
“Supremacia regia”

go_mucino
WBCフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 真道ゴー しんどうごー(グリーンツダ)
VS
挑戦者 アレリー・ムシーノ(メキシコ)

 WBCフライ級王者の真道ゴー選手が所属ジムを移籍して初めての防衛戦(通算では3度め)をおこないました。相手は世界のトップ選手と何度も対戦経験があるメキシコの中堅、アレリー・ムシーノ選手。ところは敵地メキシコでした。

 真道選手とムシーノ選手は実力的にはいい勝負だと思いますが、気がかりなのはこれまでに大舞台を踏んできた数。ムシーノ選手はかつてドイツに遠征したこともあり、これまで大小合わせて12回以上のタイトルマッチを経験し、勝ったり負けたりを繰り返してきた元IBF世界王者。

 対する真道選手も日本人としては比較的タイトルマッチ経験は豊富なほうではあるものの、対戦相手が玉石混淆で、全然お話にならないタイ選手も何人も含んでいるのが不安要素。ひとつ前のタイトル防衛戦の相手もまったく無名のタイ選手でした。このぬるま湯からいきなり元世界王者を相手に敵地防衛に成功出来るのかどうか。それが不安要素です。

 試合はこの危惧がそのまま現実となり、初回から積極性にまさるムシーノ選手が手数で押しまくってポイントを重ねます。出遅れた真道選手は終盤に猛攻を見せますが、時すでに遅く、KO以外には勝利の可能性の無い状況に。

 ムシーノ選手はダウン寸前に追い込まれながらも敵ながらあっぱれな驚異の粘りで最後まで立ち続け念願のWBCフライ級タイトルを獲得しました。

WBCフライ級タイトルマッチ 10回戦
×王者 真道ゴー しんどうごー(グリーンツダ)
判定 0-3
○挑戦者 アレリー・ムシーノ(メキシコ)
アレリー・ムシーノ選手がユナニマスデシジョンで勝利し新王者に。
(91-99、94-96、93-96)

 最後の真道選手の追い上げが素晴らしかっただけに、前半の取りこぼしが悔やまれます。女子は1ラウンドが2分しか無く、しかも10ラウンド、合計20分しか無い短期勝負ですから序盤から取れるポイントは取って行かなくては勝てません(男子の3分12ラウンド合計36分とは根本から別物なのです)。

 次にチャンスを手にしたら初回からロケットスタートでぶっちぎって勝ってください。期待しています。

真道ゴー しんどうごー(グリーンツダ)17戦14勝3敗9KO
アレリー・ムシーノ(メキシコ)26戦21勝2敗2分1無効試合10KO

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