Muay Thai
2016年6月19日(日)ディファ有明
M-ONE 2016 vol.2
第8試合 ピン級 2分3R
リトルタイガー LITTLE TIGER(WSRフェアテックス三ノ輪)
VS
MARI まり(ナックルズGYM)
赤コーナーはリトルタイガー選手。青コーナーはシュートボクシング48kg級などで活躍するMARI選手です。
リトルタイガー選手は我が国女子ムエタイ勢のトップの一角ですが、昨年後半からまさかの連敗中。
その原因のひとつは、対戦相手がリトルタイガー攻略法をそれぞれ確立しつつあるということ。
たとえば、「タイガー選手の蹴りの間合いに立ち止まらず、そこを突破してどんどん前に出ること」伊藤紗弥選手が見せた戦い方は一口に言えばそういうものでした。
この日、MARI選手の戦い方も基本的には同じで、とにかく進んで前に行き、タイガー選手の最大の武器である蹴りの間合いを潰します。
とにかく近付いては組み付いてタイガー選手の得意とする蹴り技を封じる作戦。これが功を奏し、2ラウンドまでは地味な接近戦が続きます。
しかし、この展開はリトルタイガー選手も読んでいたようで、組み付きブレイクからのリスタートなどの瞬間に、落ち着いた表情で打撃を狙います。
試合は淡々と進み、このままでは僅差の判定かと思われた第3ラウンド終盤・・・リトルタイガー選手は出て来るMARI選手のボディーにヒザを入れて動きを止め、キックを2連発、さらに立てヒジ。
ピンチのMARI選手が必死にサイドから組み付いて来るところを、逆にガッチリとロックして自分の態勢を作り、右後方に振り返るような動きからの鮮やかな投げ。
これが決まった直後に試合終了のゴング。
終盤のだめ押しが効いてリトルタイガー選手がユナニマスデシジョンでの勝利。
第8試合 ピン級 2分3R
○リトルタイガー LITTLE TIGER(WSRフェアテックス三ノ輪)
判定 3-0
×MARI まり(ナックルズGYM)
リトルタイガー選手の判定勝利
最終ラウンドの偶然のバッティングで額には大きなコブが出来ましたが、連敗を止めて久々の勝ちポーズ。
勝ったこともそうですが、短い試合時間の中で、いくつかあたらしいタイガー選手が出てきたことが今後につながる試合だったと思います。
黒星となったMARI選手にとっても貴重な経験が得られたと思いますし、引き続き今後もMARI選手に期待したいです。
M-ONE 2016 vol.2
June 19th, 2016, at Differ Ariake in Tokyo
Pinweight 3x2min Little Tiger vs. Mari KnucklesGym
Little Tiger wins by UD
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