ベストをつくし、可能な限りをおこなう
そんなやつらがベトナムに行くぜ
ハノイの旧市街から東ベルリンまでが
再びコマンドー(特殊部隊)の活躍の場だ
ベストをつくし、可能な限りをおこなう
そんなやつらがベトナムに行くぜ
第一の掟(おきて) ドイツの法に従え
第二の掟 ママの言うことをきけ
第三の掟 共産野郎と口をきくな
第四の掟 コーシャサラミを食え
ハノイの旧市街から東ベルリンまで
再びコマンドーが活躍するぜ
「諸君がベストをつくし可能な限りをおこなうことを期待する!」というのは戦争映画の出撃のシーンで隊長が勇ましく演説するときのセリフですが、今まさに出撃しようとするコマンド部隊(特殊部隊)がこの曲のネタ。ベストをつくし、可能な限りをおこなうことが出来る精鋭部隊がコマンドーなのです。
どうやら一度は撤退したベトナムに「また」出動するんですね。で、オールドハノイとか東ベルリンとか、共産勢力の巣窟(そうくつ)みたいなところに展開するようです。
で、その部隊の第一のルールは「ドイツの法」・・・これはナチの部隊ですか。いやナチっぽいCIAかな?CIAは第二次大戦後にたくさんのナチを採用してたようですから。
第二のルールは「ママの言うことを聞いていい子にしてろ」。ネオナチはマザコンのガキ青少年が多いし。
第三のルールは「共産主義者(コミー)と口をきくな」。共産主義者はナチの宿敵ですからね。
第四のルールは「食いものはコーシャ・サラミだ」・・・あれ?ナチの曲だと思っていたら、コーシャ食べるんですか?
コーシャというのは厳格なユダヤ教徒の食事のことで、つまりこの部隊は、ナチっぽいのに宿敵のユダヤ人と同じユダヤ教徒なんですね・・・。
では、何を信じて何のために戦っているんだろう・・・という、特殊部隊を思いっきりバカにした曲なのです。
ラモーンズは曲のネタが戦争ものが多かったり、バンドのロゴがアメリカ北方軍のロゴとそっくりだったりということもあって右翼と言われたりもしました。
でも、何を歌っているかというと、実はこういうことで、どう見たって右翼が作る歌詞ではありません。左翼もこんな歌詞は作れないでしょう。つーか、かっこいい曲ですわ。
まあとにかく、みなさん、ママのいうことはききましょう。笑
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