Boxing
アマエリートが続々とプロへの転向を果たしている感の強い女子ボクシングですが、世界選手権を5度制覇のインドの誇りメアリー・コム選手(34才)は、プロからの誘いを断りアマボクサーとして2020年の東京オリンピックの出場を目指していることがわかりました。
メアリー・コム選手は世界女子ボクシング選手権で5回の金メダルというケイティー・テイラー選手と並ぶ偉業を成し遂げている伝説的存在。2012年のロンドンオリンピックにも出場し、銅メダルを獲得しています。
158センチの彼女は本来は46~48kgの選手ですが、オリンピックは最低でも50kg級までしかありませんので、ここ数年はその階級に移行し、苦しい戦いをしています。昨年のリオオリンピックは予選で敗退してブラジルに行くことは出来ませんでした。
一方、プロでは彼女の適正体重で戦うことが出来ます。インドのプロボクシングも本格スタートを切ったばかりですし、メアリー・コム待望論が起きるのも当然の状況。
東京でもコム選手の階級である46kgや48kgの採用はなく、50kgで戦うしかありませんが、それでも彼女は選手団に残り、3年後を目指しているそうです。今月下旬にアイルランドで開かれるスパーリング大会にもインド代表22名の一員として参加の予定。
現役を続ける伝説の女王、メアリー・コム選手の東京出場に期待しましょう。
「いつも娘に言いました。人さまの前では女の子らしくしなさいよ、と。でも、娘は男の人に出来ることはわたしにだって出来ると言う子でした。娘が州大会で優勝したことは新聞で読んで知りました」「ボクシングをしていることを知ったら悲しませると思い、両親には内緒にしていました」
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