Boxing
2018年8月30日(金)ハンガリー ブタペスト
AIBA Youth Women’s & Men’s World Championships 2018
女子ライトフライ級(48kg)決勝戦 2分3R
ペッチージャー〔ニラダ・ミークン〕(ムエタイWMC45kg級およびWPMFミニフライ級王者/タイ)赤
VS
ガンガス・ニトゥ(インド)青
ムエタイ天才少女として知られるペッチージャー(本名:ニラダ・ミークン)選手がアマチュアボクシングのユース世界大会のライトフライ級に出場しました。
1回戦は日本の岩田吏加(いわたりか)選手と対戦して判定勝利、2回戦はアイルランド選手に判定勝利、準決勝はロシア選手にRSC(KO)で勝って、ついに決勝戦にまで勝ち上がりました。
上掲の動画がその決勝戦です。
ペッチージャー選手がアマチュアボクシングをやっている写真は昨年からよく見ていましたが、ムエタイの選手がアマボクシングに借り出されるのは珍しいことではないので正直なところ大して気にしていなかったので、こんなに本格的にやっているとは思いませんでした。
『ボクシングで東京オリンピックを目指す』という話ですが、どうやら本当のようですね。ペッチージャー選手は現在16才ですが12月にはオリンピックのボクシングの年齢制限の17才になるので年齢問題はクリア。
日本では悪名高きボクシング連盟さんが、いかなる種目であっても一度プロスポーツを経験した者がアマチュアボクシングのリングに上がることは許さない、という、理解できない方針を固く守っているので、キックやムエタイやボクシングのプロ選手がアマボクシングをすることは出来ません。
しかし、そんなことを言っている国はおそらく日本だけ。
海外ではどんな種目の選手がアマやプロのボクシングをするのも自由ですし、リオオリンピックからはプロボクサーのオリンピック出場も解禁になりました。
ムエタイ選手ではタイの英雄ソムラック・カムシン選手がアトランタオリンピックのフェザー級で金メダルという例もありますので、ペッチージャー選手が『第2のソムラック』の座を狙うことは自然なことかもしれません。
さて、動画の決勝戦ですが、結果は1ー4のスプリットデシジョンでインドのニトゥ選手が勝利。
実は、このふたりは4月のアジア・ユースでも決勝戦で戦い、その時はペッチージャー選手がユナニマスで負けていますので、今回も負けたとはいえスプリットになっているのでその差は縮まっていますね。
というか、アマチュアボクシングを始めて1年ぐらいで世界大会で銀メダルなんですから、やはりペッチージャー選手は只者ではありません。
彼女の活躍に期待しましょう。
女子ライトフライ級(48kg)決勝戦 2分3R
×ペッチージャー〔ニラダ・ミークン〕(ムエタイWMC45kg級およびWPMFミニフライ級王者/タイ)赤
判定 1-4
◯ガンガス・ニトゥ(インド)青
ガンガス・ニトゥ選手の判定勝利
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