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ケイティー・テイラー VS シンディー・セラノ WBA/IBF女子ライト級世界タイトルマッチ 結果&ノーカット動画 そして、アマンダ・セラノ近況 ボクシング女子

 Boxing

2018年10月20日(土)アメリカ ボストン

WBAおよびIBF女子ライト級世界タイトルマッチ 10回戦
王者 ケイティー・テイラー(アイルランド)
VS
挑戦者 シンディー・セラノ(前WBO女子フェザー級王者/アメリカ/プエルトリコ)

ケイティー・テイラー選手が自身の持つWBA女子ライト級とIBF女子ライト級の2本のベルトの防衛戦をおこないました。WBAが4度め、IBFが2度めの防衛戦となります。

相手は2階級下のWBO女子フェザー級を1度防衛(防衛後返上)しているシンディー・セラノ選手。直近の階級が2階級下とはいえシンディー・セラノ選手はもともとはライト級でも戦っており、体格的にはテイラー選手と互角以上。


試合会場はアメリカにもかかわらずテイラー選手のサポーターのコールで大いに賑やかでしたが、シンディー・セラノ選手がむちゃくちゃディフェンシブに戦ってなかなか打ちに行かず、しだいにお客さんは静かに・・。

テイラー選手がしびれを切らして中盤には両手ぶらり状態で挑発しますが、それでもシンディー・セラノ選手は慎重な戦い方に終始し、大差判定でケイティー・テイラー選手の勝利となりました。

シンディー・セラノ選手もつい先日まで世界王者だったボクサーですが、このカードを組んだひとたちの本当の狙いはシンディー選手の妹で世界6階級制覇王者のアマンダ・セラノ選手であることは明らか。お姉さんとの対戦を先に実現して話題をあおり、そのあとに妹さんとテイラー選手の対決を大々的に宣伝したいのでしょう。

そのことをわかっているシンディー選手としては、あまりひどい負け方をしてセラノ・シスターズの価値を落とすわけにもいかず、そのためこのような守備的な戦い方になってしまったのかもしれません。勝負してほしかったですけどね。

というわけで、試合後はテイラー選手の口からアマンダ選手の名前が出て、いよいよ世紀の対戦実現かという流れになってきています。

そして、そのアマンダ・セラノ選手は「一番好きな競技はボクシング」と言いながらも、世間ではMMAばかりが注目されてボクシングが影になっている現状に絶望し、今年からMMAとボクシングの掛け持ちをして名前を売ろうとしています。なので、彼女の直近の試合はMMAでした。

この動画は10月13日におこなわれたアマンダ選手のMMA第2戦。メキシコのエレンディラ・オルドネス選手からタップを奪って初勝利。MMA戦績を2戦1勝1分としました。

しかし、あれだけの大会場で戦ったケイティー・テイラー選手がアマンダ・セラノ選手の名前を出しているのですから、もうMMAに出る必要もないかもしれません。世界6階級制覇だけでは世間が振り向かないのならMMAもやってやるというプロ根性はスゴイですけどね。

ケイティー・テイラー VS アマンダ・セラノ戦、実現が楽しみです。

WBAおよびIBF女子ライト級世界タイトルマッチ 10回戦
○王者 ケイティー・テイラー(アイルランド)
判定 3-0
×挑戦者 シンディー・セラノ(前WBO女子フェザー級王者/アメリカ/プエルトリコ)
ケイティー・テイラー選手が判定勝利で2本のベルトの防衛に成功しました。
(100-90、100-90、100-90)

ケイティー・テイラー(アイルランド)11戦11勝5KO
シンディー・セラノ(アメリカ/プエルトリコ)36戦27勝6敗3分10KO

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