Boxing
WIBA/WBFウェルター級王座決定戦 10回戦
○アン・ソフィー・マティス(フランス)
TKO 3回
×オリビア・ブドゥマ(フランス)
ウェルター級の元世界王者でフランスのトップボクサーであるアン・ソフィー・マティス選手が23日におこなわれたWIBAおよびWBF世界王者決定戦でオリビア・ブドゥマ選手をTKOでくだし世界のトップに帰ってきました。
180センチの長身で知られるマティス選手の今回の相手は、こちらも身長180センチでデビュー以来8戦全勝のオリビア・ブドゥマ選手でしたが、マティス選手の23連勝をストップすることは出来ませんでした。二人の対戦を伝える海外のウェブ・ページ
マティス選手は16年前に1敗したのみで、以来無敗、しかもほとんどがKO勝ちという実績を持ち、今年の12月にはパウンド・フォー・パウンド世界最強と言われるホリー・ホルム選手(アメリカ)との王者対決が決定しています。
この動画は2008年のアン・ソフィー・マティス vs アナ・パスカル戦。このふたりは来月リマッチが組まれていますが、前回はご覧のようにマティス選手の圧勝でした。
動画でお分かりのようにマティス選手は長身ながらもその大きさだけを武器にするタイプではなく、ショートレンジからロングレンジまでを的確に打てる技巧派で、フットワークも軽く、ディフェンスの意識も高いというまったくスキのない優秀な選手。しかもかなりのハードパンチャー。ホルム選手とアウェイで対戦して勝てる選手はこの人しかいないという説も十分な説得力があります。今月34才になったマティス選手ですが今後の活躍が楽しみです。
今回の結果を含む両選手の戦績は以下のとおりです。
アン・ソフィー・マティス(フランス)25戦24勝1敗21KO
オリビア・ブドゥマ(フランス)9戦8勝1敗1KO
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