Kick Boxing
2012年1月9日(月・祝)東京 後楽園ホール
「Krush.15」
52kg契約 2分3ラウンド
朱里 しゅり(SMASH/ボスジム)赤
VS
三堀美弥子 みつほりみやこ(Y’ZD)青
第1ラウンド 身長とリーチにまさる朱里選手を相手に、三堀選手にはちょっと難しい戦いになりそうな序盤。
プロレスラーがキック系の試合に出る場合、打たれ強さと度胸だけを武器にどんどん前に出ながらパンチを振り回すパターンが多いのですが、朱里選手はアゴをきちんとガードしながらミドルやハイの蹴り技にも積極的にトライ。「キックの試合」をしようという意識のあらわれでしょう。
三堀選手は左右のパンチとローキックで朱里選手に対抗しますが、朱里選手は手数も多く、積極的に前に出てきます。
第2ラウンド 計量で400グラムの体重オーバーとなってしまった朱里選手はペナルティーとして1ポイントの減点と2オンスのグローブハンデを課せられた中での試合。写真でお分かりのように朱里選手のグローブは三堀選手のものより一回り大きく、片方が2オンス(約60グラム)、両方で4オンス(120グラム)重いものとなっています。
この重さが体力とスピードを削っていくのがグローブハンデの意味ですが、2分3ラウンドという短い時間のなかではそれほど効果が出てこないというのがこの試合が見せてくれた現実。グローブの重さを苦にする様子もなく朱里選手は積極的に攻撃を続けます。
ミドルキック、ハイキックを継続的に出し、プレッシャーをかけていく朱里選手。
三堀選手はロー、ミドル、テンカオなどで迎えますが、相手のプレッシャーでフォームが流れ気味。
第3ラウンド 積極的に打ち合う両選手はラウンド後半になっても手数は落ちません。しかし、スタミナにかげりが出てきたことは隠せず、どちらもパンチにパワーの乗らない手打ちの状態になってきました。
ずるずると下がる三堀選手を朱里選手が手数で押していく展開のまま試合終了。
52kg契約 2分3ラウンド
○朱里 しゅり(SMASH/ボスジム)
判定 2-0
×三堀美弥子 みつほりみやこ(Y’ZD)
朱里選手の判定勝利。
(朱里選手は計量オーバーのため減点1とグローブハンデ)
(29-28、29-29、29-28)
関連記事 佐々木仁子 vs 桜朋梨恵 Krush後楽園ホール 詳細 キックボクシング女子
関連記事 J-GIRLSバンタム級タイトル戦 水野志保 VS 大石ゆきの 詳細 キックボクシング女子
関連記事 J-GIRLS 紅絹 vs NANA、白石瑠里 vs 櫻弥生、西谷羽沙羅 vs 三堀美弥子、舞獅 vs 小野愛子 キックボクシング女子
コメント