Boxing
2016年12月16日(金)アルゼンチン ブエノスアイレス
IBFスーパーバンタム級王座決定戦 10回戦
マルセラ・” ティグレッサ” ・アクーニャ(元WIBA、WBA、WBC及びWBOスーパーバンタム級王者/元WIBAフェザー級王者/アルゼンチン)
VS
ジェシカ・マルコス(元WBA及びWBOスーパーバンタム級王者/アルゼンチン)
アルゼンチンの公認女子プロボクサー第1号で、ライセンスナンバー1番の持ち主、南米女子ボクシングの伝説的存在、マルセラ・アクーニャ選手がIBFスーパーバンタム級王座決定戦に登場しました。
アクーニャ選手はこの10月に40才になりましたが、対するジェシカ・マルコス選手は10才年下の元世界王者。しかも、プロ戦績29戦無敗の強豪です。
アクーニャ選手は政治家としての活動のために2014年8月から長いブランクがあったのち、久しぶりに今年5月と9月にリングに立っていずれも判定勝利。復帰後3試合めでの今回の世界タイトル戦となりましたが、どういう試合を見せてくれたでしょう?
試合はラウンドごとに優勢が入れ替わるような大接戦。アクーニャ選手は手堅いボクシングで主導権を握っているように見えるものの、3ラウンド以降のジェシカ・マルコス選手の動きが特によく、これはちょっと判定はわからないかも・・・と思われた9回終了直前、アクーニャ選手が鋭い右ストレートを放ってマルコス選手を圧倒。ここはゴングでインターバルとなりますが・・・
続く最終第10ラウンド、開始30秒でアクーニャ選手の強烈な右フックが炸裂し、マルコス選手はキャンバスに大の字。そのままテンカウントで試合終了。これはジェシカ・マルコス選手にとってデビュー以来の初黒星です。
まれに見るすさまじいKO決着でアクーニャ選手がIBF世界王座を獲得。” ティグレッサ(雌トラ)” の剛打はいまだ健在でした。
IBFスーパーバンタム級王座決定戦 10回戦
○マルセラ・アクーニャ(アルゼンチン)
KO 第10ラウンド
×ジェシカ・マルコス(アルゼンチン)
マルセラ・アクーニャ選手がKO勝利で同王座を獲得
マルセラ・エリアナ・アクーニャ(アルゼンチン) 47戦40勝6敗1分17KO
ジェシカ・マルコス(アルゼンチン) 30戦27勝1敗2分9KO
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