Boxing
5月10日、ドイツ・ハレ市で行なわれたWIBFおよびWBA世界フライ級タイトルマッチは、スージー・キラークイーン・ケンティキアン選手が圧倒的な強さを見せ1ラウンドTKOで勝利しました。
挑戦者のマリー・オルテガ選手は、元WIBFライトフライ級王者。今年27才でプロキャリア11年、40戦29勝という戦歴を誇る強豪です。まだ20才で、試合経験も半分しかないケンティキアン選手にとっては難敵と思われていましたが、いつものとおりに積極的に相手のふところに飛び込んでいくファイトスタイルで右をヒットさせ最初のダウンを奪い、さらに相手を追い詰めロープ際で2度目のダウン、3回目のオルテガ選手のピンチにレフリーが割って入り、TKOを宣しました。速射砲のようなラッシュで相手に何もさせず、スージー・ケンティキアン選手、驚くべき強さでした。
試合後、解説のレギーナ・ハルミッヒさんの「ちょっと、止めるのが早過ぎない?まだオルテガ選手は何かが出来たかもしれないわ」という過激な発言に放送席が凍りつきました。発言を耳にした観客から厳しすぎる女帝にブーイングが起こる一幕も。おそるべし、ドイツ女子ボクシングです。
(とりあえずの御報告。あした以降また更新します。)
試合レポート スージー・ケンティキアン 対 マリー・オルテガ
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