観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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女子ボクシング メンツァーVSキューネ その後

 Boxing

 「女子ボクシング」でネットを検索していたら『男子よりヤバイ!? 女子ボクシングタイトルマッチはハンパない!』というロケットニュースさんの記事がヒットしまして、どんな記事かなあと思って見に行きました。

 先日ドイツでおこなわれたイナ・メンツァー選手とラモーナ・キューネ選手の記事だったんですが、トップに載っている写真が間違ってるんですよ。イナ・メンツァー選手とラモーナ・キューネ選手じゃなくて、イナ・メンツァー選手とイスター・ショウテン選手ですよね、この写真は

 ロケットニュースさんの元ネタの韓国サイトが間違っているのをそのまま再掲載したみたいですが。

 本当のキューネ選手はこのひとです。ついでにもう1枚

 単に顔面ボコボコをおもしろがっての掲載みたいですが、動機はともかく、もうちょっと確認して載せてくれないと。
m_k というわけで、ついでにイナ・メンツァーVSラモーナ・キューネの後日談ですが、試合はキューネ選手の顔面負傷で終了したために一部では「あの負傷が無ければどうだったかわからない」「再戦するべき」という声もあったようです。しかし、メンツァー選手は「わたしが明らかに勝ったので再戦の必要はありません」と断言。

 後日のメディカルチェックで、キューネ選手の顔面の裂傷は骨膜にまで達し、鼻骨も損傷していたことが分かりました。5ラウンドあたりで急速にキューネ選手が失速したのはそのダメージだったのですね。メンツァー選手が言うとおり「明らかに勝った」ことは間違いないようです(額の絆創膏に加えて、ノーズガードも装着したキューネ選手の写真)。

 この試合に関してキューネ選手が所属するSESボクシングは「彼女に体重を落とさせてメンツァー戦をやらせた判断をわたしたちは恥じている」とコメントを出しました(キューネ選手はメンツァー選手よりも一階級上のチャンピオン)。やっぱりボクサーは本来の階級でこそ最高の力を出せるものですし、二階級制覇はむずかしいですね。

 しかし、キューネ選手本人は非常に強気でもう一度メンツァー選手と戦うことを希望しているそうです。

 一方のメンツァー選手が所属するウニヴェリズム・ボクシングはこの大会は大成功だったと上機嫌。ということで、メンツァー選手の意志に関係無くリマッチがあるかもしれませんね。ここは平気で厳しいカードを組むプロモーションですから。その厳しさがドイツボクシングの人気のもとでもあるのですが。

 イナ・メンツァーVSラモーナ・キューネは第2戦があるのかどうか、あるとしたらどちらの体重でやるのか、話題はつきません。今後もこの試合は長く語り継がれていくことでしょう。

前回記事 女子ボクシング WBO/WIBF/WBCフェザー級タイトルマッチ イナ・メンツァー vs ラモーナ・キューネ 激闘の結末

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