Boxing
2011年1月22日(土) メキシコ ネツァワルコヨトル市 ネザアリーナ
WBCスーパーフライ級タイトルマッチ 10回戦
○王者アナ・マリア・トレス(メキシコ)
判定3-0
×挑戦者山口直子(白井・具志堅)
ユナニマスデシジョンでアナ・マリア・トレス選手が勝利。同王座の8回めの防衛に成功。
(山口直子選手は8ラウンドにダウン1)
(100-89、100-89、98-91)
試合写真のあるウェブページ
山口選手は序盤に好打を許しポイントでリードされますが、それ以降は多彩な攻撃を駆使して王者を追いつめ、中盤には明らかにペースを掴みます。しかし、8回終了間際に王者の右ストレートを被弾、山口選手はリングに膝をつくダウン。最後まで果敢に攻めますが勝利には手が届きませんでした。
けれども、1万人以上の地元サポーターの「メヒコ!メヒコ!」の大コールの中、少しも臆せず攻め抜き、最強王者アナ・マリア・トレス選手を窮地に追い込んだボクシングは見事でした。打たれてあれほどいやな顔をするトレス選手を初めて見ましたし、あんなに鼻血まみれになった姿も記憶にありません。敗れたとは言え山口選手の奮戦は日本女子ボクシングの誇りです。
世界はもう日本を無視出来ません。日本の女子ボクシングはこれでまた一歩大きく前進しました。
IBFライトフライ級タイトルマッチ 10回戦
○イルマ・サンチェス(メキシコ)
判定3-0
×カティア・グティエレス(メキシコ)
ユナニマスデシジョンでイルマ・サンチェス選手が勝利。IBFライトフライ級王者に。
IBFフライ級タイトルマッチ 10回戦
○アーリー・ムシーノ(メキシコ)
4回TKO
×シャンテル・コルドバ(アメリカ)
コルドバ選手の棄権によりアーリー・ムシーノ選手のTKO勝利。IBFフライ級王者に。
本日の結果、各選手の戦績は以下のようになります。
アナ・マリア・トレス 28戦23勝3敗2分13KO
山口直子 やまぐちなおこ 20戦14勝3敗3分12KO
アーリー・ムシーノ 13戦11勝1分1無効試合7KO
シャンテル・コルドバ 11戦8勝2敗1分3KO
イルマ・サンチェス 24戦19勝4敗1分
カティア・グティエレス 14戦11勝3敗3KO
(戦績はJBC認定以前からの通算です)
関連記事 菊地 & 山口 ダブルタイトルマッチはダブルKO防衛
関連記事 山口直子 vs ジョミシン・ゴーギアットジム 東洋タイトルマッチ 詳細
関連記事 アナ・マリア・トレス VS ホリー・ダナウェイ WBCスーパーフライ級タイトルマッチ
関連記事 アナ・マリア・トレス VS アリシア・グラフ これが女子ボクシング! メキシコ対ドイツ 王国どうしの激突
コメント