Boxing
2011年4月21日(木) 東京 後楽園ホール
第36回フェニックスバトル
47kg契約 6回戦
宮尾綾香(大橋)赤
VS
伊藤まみ(イマオカ)青
第1ラウンド 両者ともに慎重な立ち上がり。たがいに左で距離を測りながら飛び込んでは飛びのくという展開で、本格的なパンチの交換には至りません。
第2ラウンド 互いにギリギリの間合いからなかなか中に入れないまま二分が過ぎます。
第3ラウンド 試合は緊迫した空気のまま。ときどき宮尾選手が鋭い出足でジャブやボディーを当て、すぐに離れていきます。
第4ラウンド 開始10秒、伊藤選手のいきなりの右がハードヒット。1分ぐらいにまたもや伊藤選手の右。宮尾選手は出てくる伊藤選手にカウンターを狙いますがジャストミートせず。ジャブで二つ三つ返すにとどまります。
第5ラウンド 開始45秒、さかんにジャブを打つ伊藤選手のリズムに合わせて宮尾選手が左ボディー。しかしその後はどちらも相手の攻撃をかわして決定的な場面は無し。
第6ラウンド 伊藤選手の前進を宮尾選手がフットワークでいなす展開が1分ちかく続いたあと、伊藤選手の左をかわしながらすっと前に出た宮尾選手がたくみな左ボディー打ち、続いて右フック。ここから宮尾選手が左フックと右ストレート合計20発を放ち、その半数以上が的確にヒット。ここでレフリーが割って入り、1分15秒、試合をストップしました。
最終ラウンド半分まで先行きがまったく分からない試合でしたが、ほんの瞬時に相手を崩して試合を決めてみせた宮尾選手の決定力は見事。派手なシーンこそ少ないものの息詰まるようないい試合でした。勝った直後にめずらしく安堵の表情を浮かべた宮尾選手から、この試合の意味が伝わって来たように思います。両選手ともおつかれさまでした。
47kg契約 6回戦
○宮尾綾香(大橋)
TKO 6回1分15秒
×伊藤まみ(イマオカ)
レフリーストップで宮尾綾香選手のTKO勝利。
この結果、両選手の勝敗は以下のようになります。
宮尾綾香 みやおあやか(大橋)17戦10勝5敗2分1KO
伊藤まみ いとうまみ(イマオカ)14戦8勝5敗1分4KO
(戦績はJBC認可以前からの通算)
前回記事 宮尾綾香 vs 伊藤まみII、斉藤ちなつ vs 久保真由美II、三好喜美佳 vs 東郷理代Ⅲ 予定 ボクシング女子
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