Boxing
2014年2月5日(水)中国 広東省海口市
WBC拳王金腰帯争覇賽
2ND CCTV LUNAR NEW YEAR CUP WBC GOLDEN BELT CHAMPIONSHIP
WBCフェザー級インターナショナル王座決定戦 10回戦
リンゼイ・ガーバット(カナダ)
VS
シュ・チュンイェン[徐春燕](中国)
中国では『武林風』などのキック/総合系格闘技イベントが好調ですが、プロボクシングはまだまだ人気競技とは言えず、その存在は不安定な状況にあるようです。
そんな中で旧正月の新年に男子のWBC世界タイトルマッチが開かれ、アンダーカードでは女子のWBCインターナショナル戦がおこなわれました。
中国からの出場は世界的にはほとんど無名のシュ・チュンイェン[徐春燕]選手。シュ選手はこれまでに確認されている戦績がわずか6戦。そのうちの半分が白星ですが相手は中国、タイなどの実力不明選手。あとの半分はチェ・ヒョンミ選手、ウ・ジヘ選手、キム・ジユン選手という韓国勢に対する敗戦。
そんなシュ選手の今回の対戦相手は元世界王者で、最近はWIBAフェザー級暫定王者となっている実力者のリンゼイ・ガーバット選手。ハッキリ言って、シュ選手に勝ち目はほとんど無いカードでしたが… 、終わってみれば判定でシュ選手が勝利する番狂わせで、WBCインターナショナル王者に。リンゼイ・ガーバット選手はWIBAフェザー級暫定王者から同級11位に転落ということになりました。
この結果を知った時はシュ選手が飛躍的な成長をとげて世界レベルの選手になったのかと思ったのですが、動画を見る限りはガーバット選手のエンジンのかかりが遅かったとはいえ、ホームじゃなければシュ選手の勝ちは難しい内容。
ボクシングの判定のデタラメさでは日本もよその国のことは言えませんが、いくらなんでもこの内容でシュ選手に99をつけているジャッジはひどすぎますね。
メインでは男子の中国人チャンプがTKOで王座陥落。またしばらくの間は中国プロボクシングの人気は低迷するかもしれません。
WBCフェザー級インターナショナル王座決定戦 10回戦
×リンゼイ・ガーバット(カナダ)
判定 0-2
○シュ・チュンイェン[徐春燕](中国)
シュ・チュンイェン選手の判定勝利でWBCフェザー級インターナショナルチャンピオンとなりました。
(95-95、94-96、91-99)
リンゼイ・ガーバット(カナダ)17戦8勝7敗2分3KO
シュ・チュンイェン[徐春燕](中国)7戦4勝3敗1KO
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コメント
今日わ 情報有難うございます それにしてもWIBA 名誉&スーパー王者だらけですね(滑稽) 因みに今日は MM級(102lb)王座決定戦です
本当にどうしちゃったんでしょうね、WIBA。どこか頼りないながらも(笑)真面目なランキング管理には好感が持てたのですが。