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宮尾綾香、小関桃、柴田直子 世界王座防衛戦 予定 G-Legend 6 ボクシング女子

 Boxing

2014年3月3日(月)東京 後楽園ホール
G-Legend 6

宮尾綾香選手
WBAライトミニマム級タイトルマッチ 2分10回戦
王者 宮尾綾香(大橋)
VS
挑戦者 ブアンゲルン・ワンソンチャイジム(タイ)

WBCアトム級タイトルマッチ 2分10回戦
王者 小関桃(青木)
VS
挑戦者 アンゴー・ワンソンチャイジム(タイ)

IBFライトフライ級タイトルマッチ 2分10回戦
王者 柴田直子(ワールドスポーツ)
VS
挑戦者 グアテルペ・マルチネス(メキシコ)

スーパーフライ級6回戦
小澤瑶生(フュチール)
VS
カイ・ジョンソン(竹原&畑山)

ライトフライ級4回戦
一三三摩利那(角海老宝石)
VS
古川夢乃歌(ワタナベ)

フライ級4回戦
日向野知恵(スパイダー蓮浄院)
VS
磯野真穂(三迫)

 3月3日に後楽園ホールで世界タイトルマッチ3つを含むボクシング興行が予定されています。例のG-Legendさんのシリーズのひとつですが、女子だけ大会という看板を捨てて一度は男女混合になったG-Legendさんも今回はまた女子だけに戻ったようですね。

 注目の宮尾綾香選手の四度めとなる防衛戦の相手ですが、今回は彼女としては珍しくタイ人ボクサーと戦うことになりました。ブアンゲルン(ブンガン)選手は同級5位とのことですが、世界ランカーと言えるほどの実績は皆無。この階級の選手層が極端に薄いために5位となっているだけですね。

 6回戦時代にアマラー・ゴーギアットジム選手とドローになったのが最大の勲章で、白星はほとんどムエタイ選手からの判定勝ちばかり。昨年4月にはホン・ソヨン選手に挑戦して何も出来ないまま5回TKOで敗れています。宮尾選手ファンとしては安心して見れる相手でしょう。というか、安心すぎて面白くもなんともないですね。

 小関選手もタイ人選手との防衛戦。相手のアンゴー選手は世界10位となっていますが、つい最近まで全然ランク外だったのが2ヶ月前から突然何の理由も無く急上昇してのランクインですから、WBCさんお得意のランキング操作以外の何ものでもないでしょう。

 無名のタイ選手としか戦績の無いアンゴー選手の最大の勲章はムエタイのドグマイパー選手から奪ったTKO勝利。ドグマイパー選手はムエタイでは強豪ですがプロボクシングでは1勝もしていないのですから、あんまり人に誇れるような勲章ではありませんけどね。小関選手のV13は鉄板でしょう。

 IBF王座を初防衛する柴田直子への挑戦者はメキシコのグアテルペ(グアダルペ)・マルチネス選手。この選手は昨年12月にIBFスーパーフライ級王者デボラ・ディオニシウス選手の王座に挑戦して判定負けしたばかりですが、2階級落としての2度目のIBF王座へのアタックという異例のマッチメイク。

 ディオニシウス選手へのチャレンジでは、平板な突進ファイトを簡単にいなされて敗退したマルチネス選手が、2階級も落としたらさらにパフォーマンスが下がる予想は成り立ちます。

 しかし、マルチネス選手はテクニックやスキルは低いものの、メキシコ選手特有のパワーとタフネスにはあなどれないものが有り、デビュー以来の課題である線の細さがいまだに克服出来ない柴田選手にとっては厳しい相手になる恐れは充分にあります

 マルチネス選手の減量がうまくいってスタミナに心配が無いのであれば、テクニックにまさる柴田選手といえども決して楽観は禁物。ジャッジがホームびいきでなく正当ならば、薄氷を踏むような危うい防衛戦になるかもしれません。

 しかし、だからこそ、柴田選手が目覚ましい活躍をするのなら、パッとしない挑戦者を迎えるほかの二王者よりも印象深いファイトとなる可能性は充分。この日一番輝く王者を目指して柴田選手には頑張ってほしいですね。

*日時 2014年3月3日(月)17:30開場 18:00試合開始
*場所 東京 後楽園ホール
*料金 SRS席20,000円/RS席15,000円/指定A席10,000円/指定B席6,000円/立見4,000円
*問合せ 東日本ボクシング協会 03-3812-7447

宮尾綾香 みやおあやか(大橋)23戦16勝5敗2分1KO
ブアンゲルン・ワンソンチャイジム(タイ)
小関桃 こせきもも(青木)20戦17勝2敗1分4KO
アンゴー・ワンソンチャイジム(タイ)
柴田直子 しばたなおこ(ワールドスポーツ)14戦11勝3敗3KO
グアダルペ・マルティネス(メキシコ)11戦6勝5敗3KO
小澤瑶生 おざわたまお(フュチール)
カイ・ジョンソン かいじょんそん(竹原&畑山)
一三三摩利那 いさみまりな(角海老宝石)
古川夢乃歌 ふるかわゆのか(ワタナベ)
日向野知恵 ひがのちえ(スパイダー蓮浄院)デビュー戦
磯野真穂 いそのまほ(三迫)デビュー戦

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コメント

  1. miklikov より:

    小関はいいかげん強い相手とやるべき。この有り様では、女版亀田や井岡といわれても仕方ない。

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