Kickboxing
2014年4月5日(土)オランダ ハーグ
Enfusion LIVE Hague
『エンフュージョン』オランダ大会で女子54kg級のミニトーナメントが開かれました。この階級にはイマン・バーロー選手というスターをかかえるEnfusionさんですが、さらに盛り上げるためのテコ入れとして新たなライバル候補を発掘しようという試みのようです。
Enfusion54kg級トーナメント『QUEEN OF THE RING』決勝
エンフュージョンルール 3分3R(延長1R)
サマンタ・ヴァン・ドール(オランダ)青
VS
デボラ・デューブリ(オランダ)赤
この4人制トーナメントの準決勝ではサマンタ・ヴァン・ドール選手がソラヤ・ハウリッサ選手(モロッコ)に判定勝ち、デボラ・デューブリ選手がサミーラ・ハムハム選手(オランダ)に判定勝ちしてそれぞれ決勝に進出。上掲がその動画ですが・・最後までご覧下さい。
エンフュージョンはシュートボクシングに酷似した投げ有効なキックボクシングです。両者ともなかなかいいファイトを見せてくれましたが、デボラ・デューブリ選手が顔面へのハイキック、的確なパンチ、さらには投げも織り込んで優勢に試合を進め、判定勝ちは間違いないように見えました。
しかし、規定の3ラウンドが終わっての判定はドロー。実況担当者さんはその瞬間に「ノー、ノー、ノー!ありえない!」と言い、解説のジュリー・キッチンさんも「わたしも同感。デューブリ選手が勝ったと思います。」と断言(このへんが言葉を濁してしまう日本の放送席との違いですね)。
試合は延長に突入することになりますが、勝ちを確信していたデューブリ選手のセコンドはすでに彼女のグローブをはずしてしまっていたので、試合の準備にかなりの時間がかかります。
延長開始、ヴァン・ドール選手が怒濤の勢いで攻め込んでラッシュ。デューブリ選手は集中の糸が切れてしまったのか、本戦での良さがまったく見られません。
延長判定はヴァン・ドール選手の勝利。トーナメントを制するとともに、今後、エンフュージョンでビッグマッチのチャンスをもらえることが確定しました。
「勝負は下駄を履くまで分からない(帰るときまで分からない)」という言葉がありますが、判定を聞く前にグローブをはずしてしまったデューブリ選手陣営は痛恨のミステイクでしたね。
Enfusion54kg級トーナメント『QUEEN OF THE RING』決勝
エンフュージョンルール 3分3R(延長1R)
○サマンタ・ヴァン・ドール(オランダ)
延長判定(本戦ドロー)
×デボラ・デューブリ(オランダ)
サマンタ・ヴァン・ドール選手の判定勝利
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