Boxing
2014年6月7日(土) フィリピン マニラ マカティシティ
UNITED CUP2 “CHAMPIONS CARNIVAL”
ABCOアトム級王座決定戦6回戦
神田桃子 かんだももこ(勝又)
VS
ノンヌン・モー・クルンテップトンブリー(タイ)
6月7日に勝又ジムの神田桃子選手がフィリピンで試合をおこない3対0の判定で勝利しました。
この試合はWBCのアジア地区タイトルであるABCOの王座決定戦なので、本来は8回戦でおこなわれる予定でしたが、神田選手に対してJBCさんから8回戦の認可がおりずやむを得ず6回戦でおこなわれたとのことです。
神田選手には2013年にメキシコで北米タイトルマッチの10回戦を戦った実績があり、それをふまえて今回の8回戦となったわけですが、神田選手はメキシコ遠征時にJBCさんのライセンスを一時返上して独自活動をしていたため、当時の10回戦は正式な実績と見なされず、今回は6回戦のみの認可となったようです。
3-0の判定勝利により神田選手はABCOのベルトを獲得しましたが、勝又ジムさんは今回の6回戦タイトルマッチを良しとせず、今夏8月にでもあらためて正規のフルラウンドのタイトル戦をおこない、神田桃子選手の世界ランク入りを目指すとのこと。
なんだかよく分からない試合が横行する昨今ですが、規定に従った形で再度タイトル戦を設定しようという勝又ジムさんの律儀な姿勢には好感が持てます。
ABCOアトム級王座決定戦6回戦
○神田桃子 かんだももこ(勝又)
判定 3-0
×ノンヌン・モー・クルンテップトンブリー(タイ)
神田桃子選手の判定勝利
(60-54、60-54、60-54)
神田桃子 かんだももこ(勝又ジム)14戦6勝6敗2分
ノンヌン・モー・クルンテップトンブリー(タイ)
コメント
確かリカ、トングライセーン選手も
このタイトルもってるんじゃありませんでしたっけ?
まあ、たいして権威のあるタイトルじゃないのは間違いないが(笑い)
選手の励みになるのは間違いないので
良しとしましょう。
ps
ただし神田選手の名誉のためにいうと
この試合の動画を見ましたが
以前に比べてずいぶんうまくなったな、
という印象。
積み重ねてきたキャリアはやはり伊達ではない。
このまま精進を重ねていってほしいものです。
>うっちーさん
コメントありがとうございます。WBC系のアジア王座がABCOとOPBFのふたつ存在しているのが混乱のもとなんですが、そのABCO日本人女子王者は水谷智佳選手、※森本圭美選手、リカ・トングライセーン選手に次いで神田桃子選手で4人目となりました。しかし、どの選手も一度も防衛戦をしていませんし、そういう意味では権威はあまりないかもしれませんが、現在日本に6人いるOPBFの王者も川西友子選手以外は一人も防衛戦をしていませんのでベルトの重みは同じようなものかもしれません。アジアタイトルでも世界タイトルでもその価値は防衛戦で決まると思いますので未防衛の各王者のみなさんにはもっと頑張ってもらいたいところです。神田選手については確かに良くなっているので期待しています。(※森本選手の王座を書き忘れていたので追記しました)
神田桃子さんは目付きがイイ!と思うよ
桃子さん、傷害事件があったけど、立ち直りつつある(?)ようで嬉しいですね。
1枚目の写真も凄くカッコイイし、勝又ジムさんの方針も好感が持てますし、決して急がず、このまましっかり実力を身につけて行ってください!
そもそもJBCはこの試合をタイトルマッチと認定してないみたいですけど・・・。
会長は表舞台から姿を眩ましてるみたいだし、いったいどうなってるんですかねぇ?
>くまさん べつにどうにもなってないと思いますよ。JBCさんはABCOに非加盟ですのでそのタイトルを認定する立場にないということでしょう。タイに本部があるABCOと日本に本部があるOPBFのふたつのアジア王座をWBCさんがどちらも認めているのでこんなことになってるんですね。
そして、勝又ジムさんの目標としているものはこの王座ではなくて世界ランカー入りとさらに上のベルトということですので、この先の神田選手の活躍に期待しましょう。
複雑なんですね。神田選手は勝又ジム所属ですが、ボクサーライセンスは海外ということなんでしょうか?
>くまさん
神田桃子選手はメキシコ遠征の一時期だけJBCさんのライセンスが空白になっていたみたいです。勝又ジムさんに移籍してから再交付を受けて現在は通常の国内ライセンスです。