MuayThai
2016年8月12日(金)タイ バンコク サイアムディスカバリー特設会場
Women’s Muay Thai World Championships III 2016
56kg契約 2分5R
プライファー・ソー・ニッタヤー(タイ)赤コーナー
VS
ヨランダ・シュミット(オーストラリア)青コーナー
8月12日のクイーンズバースデイのムエタイと言ったら、忘れてはいけないのがムエイン(女子ムエタイ)の大会ですが、昨年のように王宮前広場でおこなわれるものと思っていましたら、今年は7月の大会と同じくバンコクのサイアムディスカバリー前特設リングでの開催でした。
なぜ、王宮前ではないのかというと、昨年、王宮前広場ではリングが三つ設置され、同時進行でムエタイ大会が三つおこなわれた結果、「8月12日はクイーンズバースデイなのか、ムエタイの日なのか分からない」という批判が巻き起こり、その結果、今年は王宮前でのムエタイ大会はひとつも認可されないという驚きの事態になってしまったのです・・・。ちょっとやり過ぎちゃいましたかね。
しかし、場所は変わっても、ムエタイ女子の大会は今回も素晴らしく盛り上がりました。まず最初にご紹介するのは、この日もっとも会場が沸いた激闘カード、プライファー・ソー・ニッタヤー VS ヨランダ・シュミット戦であります。まずは動画をご覧ください。
青のシュミット選手は、昨年のIMFAロイヤルカップ大会で、タイの女子ムエタイのトップスターであるチョンマニー・ソー・テヒラン選手を圧倒的なパワーファイトで打ち破って名を上げたオーストラリアの実力派。キックも投げもなんでも出来る選手ですが、ひとつひとつの攻撃に勢いがありますね。
赤のプライファー選手もなんでも出来る万能タイプの選手ですが、鋭いキックが持ち味。初回から両選手の豪快な蹴りが交錯します。
しかし、距離が詰まって組み技になると、シュミット選手の腰の強さがハンパないです。プライファー選手、押されております。
速いペースでパンチとキックが飛びかう試合ですが、両選手ともディフェンスがしっかりしているのでそう簡単には勝負はつきそうにありません。
しかし、文字通り飛びかかる勢いで攻め続けるシュミット選手が、プライファー選手を追いつめます。
蹴りをメインに試合を組み立てようとするプレイファー選手に、シュミット選手が強烈なパンチを決めますが・・・
ご存知のとおり、ムエタイではパンチはダウンを取らない限りは判定上はあまり有利ではなく、キックのほうが数倍ポイントになります。
しかも、プライファー選手はキックを単発ではなく、なるべく連射するようにしているので、見た目の印象よりはポイントはいい勝負のはず。
かなり早いうちからパンチの合間にヒジを打ち込んで来るシュミット選手に、プライファー選手もヒジを返そうとしますが、うまくヒットしません。
シュミット選手の組んだときの圧力が継続的にプライファー選手を悩ませます。組んでのヒザも巧みで、これはポイントになるでしょう。
終盤、プライファー選手が少しずつ対応出来てきたものの、シュミット選手の猛威は最後まで衰えず、
56kg契約 2分5R
×プライファー・ソー・ニッタヤー(タイ)赤コーナー
判定
◯ヨランダ・シュミット(オーストラリア)青コーナー
ヨランダ・シュミット選手の判定勝利
12th August, 2016 Bangkok Thai
Women’s Muay Thai World Championships III 2016
-56kg MuayThai 5x2m
Plaifah Sor. Nittaya(Thai) vs Yolanda Schmidt(Australia)
WINNER Yolanda Schmidt by decision
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