観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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カンボジア武術 “ボカトー” が登場する短編映画『ビジター』とカンボジア女子武術家サム・タロス

 Kun Khmer

 本日は最近ネットにアップされました4分間のショート・アクションムービー『ビジター』をご覧ください。

 映画の内容は簡単明瞭。カンボジアを訪れた外国人旅行者が街の不良にカメラを盗まれ、それを追いかける途中で『ボカトーBokator』の道場前を通ると、練習生の男女二人が伝統武術ボカトーの技で旅行者を助ける、という内容です。

 武術のアピールにはいいのかもしれませんけれど、なんかカンボジアに怖いイメージが付きそうで・・・。大丈夫でしょうか(苦笑)。

 さて、この短編に登場する女性は・・・


 サム・タロス選手というカンボジアの武術家。こちらの演武会の映像ではさらに派手派手な多人数掛けを披露しています。

 「選手」と書いたのはMMAやクン・クメールの試合にも出ているからで、MMAでは2勝2敗、クン・クメールの戦績はわかりませんが、最新の試合ではタイの選手からダウンを奪いながらもドローとなっています。

 こちらは彼女のインタビュー映像。

むかしは女性は “長” でした。そして女性兵士もいて国をまもっていました。わたしはすべての女性に祖先がそうであったように強くあってほしいと思っています。
前から外国のアクション映画を見ると「カンボジアにも固有の武術があるのかな?」と思っていたので、ある時ボカトーの先生にそのことを聞いてみました。
すると先生はわたしにボカトーを学ぶように勧めてくれました。
わたしは最初の女子生徒だったので先生はわたしの授業料を免除してくれました。
先生はよくこう言います。ボカトーは自分や家族を守るだけではなく、健康にもいいスポーツでもある。さらに大事なことはわたしたちが学ぶことで伝統を守ることができるということだ、と。
始めてすぐに、これはわたしにはハードなものだとわかりました。
わたしにはまったく未知のものだったので、練習にはたくさんの時間と努力が必要でした。
さらにつらかったのは、家族や友達からひどいことを言われたことです。
女の子のやるものではないとか、家事もしないで何をやっているのか、とか。
でも、わたしはあきらめませんでした。
だって、わたしはカンボジアの次の世代にボカトーを伝えるという夢のために、それを学ばなければならないからです。
いまではみんなわたしのことを理解して応援してくれています。
小さなケガはしばしばありますけど、スポーツの練習にはそれはつきものでしょう。
棒や刀で打たれたりはいつものことですし、ヒザ蹴りを額に受けて流血したりもしました。でも、深刻なものではありませんでした。
人は永遠には生きられないし、いつまでも若くはいられませんが、わたしは自分にエナジーがある限りボカトーを続けます。
そして次の世代とわたしの得た知識を共有したいのです。

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