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汚れたベルトWBO女子世界ミニマム級 終わらなかった黒歴史 ベルトを汚したのは誰か? ボクシング女子

 Boxing

今年最初のビッグマッチとして1月28日におこなわれた宮尾綾香選手と多田悦子選手のWBO女子世界ミニマム級王座決定戦は、多くのひとが明確に宮尾選手の勝ちと認識する内容だったにもかかわらず、判定は三者三様のドロー。

このような不当判定は、選手もお客もみんながどれだけ暗い気持ちになるのか、ボクシング関係者は理解しないのでしょうか?

このベルトは2018年12月にそれまで王者だった江畑佳代子選手を判定でやぶった多田選手が一度は手にしたものです。

しかし、多田選手はこれを防衛せずに返上。このときは「WBCの王座を獲って4団体制覇を達成するため」と説明されました。

空位になったWBOベルトの新王者決定戦で、多田選手と同じ真正ジムさんの佐伯霞選手がカマセの外人選手に勝って2019年4月に新王者になります。
メディアはこれを「プロ4戦目での獲得」とまるで快挙のように伝えますが、佐伯選手はプロデビュー以来一度も日本人選手と対戦せず、カマセ外国人とだけ試合をしてきたデッチ上げのチャンピオンです。

この佐伯王者の初防衛の相手が宮尾選手になるかも、という話があったらしく、宮尾選手は2019年秋に「世界前哨戦」を予定しますが、これが突然のキャンセル。キャンセルの理由は明らかにされませんでした (おそらくこの時にボクシング界に佐伯選手の妊娠が伝わったのでしょう)。

その後、「佐伯霞王者が妊娠したため防衛戦が出来ない」という噂、さらに佐伯選手の結婚の情報なども非公式に伝わりますが、公式には何の説明も無いまま「佐伯王者が返上した王座をめぐって宮尾選手と多田選手が戦う」ことがアナウンスされます。

ここで二つの疑問が浮かびます。
多田選手のWBC挑戦はどうなったの?
自分が捨てたWBOのベルトに戻る意味はなんなの?
この疑問にはなんの説明もありません。

そして宮尾選手と多田選手の試合の直前になって佐伯選手の結婚と妊娠が正式に発表されます。王座返上の理由がやっと明らかになったのです。
そして、妊娠は2020年1月の時点で7ヶ月めになっていました。つまり彼女はベルトを獲って2ヶ月後の6月にはすでに妊娠していたのです。
王座を防衛することなんか出来ないし、ボクシングさえ出来ません。そのことを彼女が黙っていたために、まわりでは『佐伯vs宮尾』の話が進んでいたわけです。
実に無責任な話ですね。

多田選手が一度は手放したWBOの試合に戻ったのは佐伯選手の代打の意味でしょう。
では彼女の夢である4団体制覇はどうなるのでしょうか?
個人の夢よりジムの都合が優先されるのが真正ジムさんなんでしょうか?

佐伯選手の結婚の発表と同時に、将来の復帰も語られていました。
復帰したらまたもとの王座に戻るためにも、多田選手がそのベルトを持っていた方が都合が良いのでしょう。
そのキープの役割を多田選手が押し付けられたというのがおそらく真相だと思います。

真正ジムさんから見たら、すでに30代後半の多田選手と20代前半の佐伯選手ではどちらが「将来性」という意味で大事かは明白。それで多田選手が損な役回りをさせられているのでしょう。

同じベルトを多田選手→佐伯選手→(いま空位)→多田選手→(復帰後の)佐伯選手とぐるんぐるんタライ回しをするのが今回のタイトルマッチの目的だったわけです。

真正ジムがこのベルトを失うわけにはいかない。その意気込みはアウェイのはずの東京でなぜか多田選手が赤コーナー、入場曲を歌うためになんと歌手のふくい舞さん本人が登場、などにあらわれていました。

しかし、ピンチヒッターの多田選手は青コーナーの宮尾綾香選手の猛攻の前にいいところなく試合終了。
当然、ベルトは宮尾選手のものになると思われましたが、結果は無理やりのドローで空位。
多田選手は『真正ジムのベルト』を持って帰ることは出来ませんでしたが、ほかのジムに渡さずにすみました。

悲惨なのは真正ジムさんのタライ回しの野望に付き合わされて犠牲になった宮尾選手と、ガチの試合だと信じて応援したたくさんのボクシングファンです。

佐伯選手の妊娠出産で彼女の選手生活は終わったのかと思いましたが、復帰予定報道が出てガッカリしました。
黒歴史はまだ続くわけです。

今回、具体的にどのような不正がおこなわれていたのかは知りません。
しかし、佐伯選手が「東洋王者」「世界王者」になるまでの過程から(A級ライセンス不所持疑惑など)ネガティブ要素テンコ盛りでしたので、今回もまたロクでもないことになっていたと思います。

こんな田舎芝居を21世紀もまだ続けるんですね。
あー、(5文字省略)

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コメント

  1. g1j2p5i5 より:

    >多田選手のWBC挑戦はどうなったの?
    ウィキより
    >2019年4月27日、大阪府立体育会館第二競技場でカニャラット・ヨーハンゴーとのWBC女子世界ミニマム級挑戦者決定戦に挑み、7回59秒TKO勝ちを収め、挑戦権を獲得した

    その後当然1位となり、王座サイドと交渉しますよね。ところがしばらくしてそれどころかなんとWBC11位に急降下。(現在も)
    ・前代未聞、なにをどのようにしたら、そんなバカげた事になるんでしょうか?。全く挑戦が不可能というわけじゃないですが。一説に多田選手がアウェイを嫌がったとも聞きましたが、どこででも戦った選手ですからそれはないと思います。佐伯選手の件でそれどころではなくなってしまい、交渉打ち切りでWBCの怒りを買ったとしか思えないんですが?。統括団体も決して品行方正でもなく全く謎です・・・
    ・結果的に挑決はウソだったというか、WBCから、自らが手放したWBOに変わっただけ笑

    まさしく「恥を知れ」ですね。おべっかしか言えない芸人さんも、佐伯選手をチヤホヤしてた地元のTV局の人も、ヨイショは程々に笑

  2. 匿名 より:

    たらい回しかあ。

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