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女子ボクシング 現在進行中の黒歴史 小関桃 V15のウラのいろいろな話

 Boxing

2月19日、まったく無名の3流選手を相手に世界王座の15度目の防衛戦をおこなった小関桃選手は、2ラウンドの途中でやる気の無い挑戦者が試合を放棄したため「KO勝利」となりました。

これにより小関選手は「女子の世界防衛記録まであと1つ」と報道されていますが、小関選手の防衛記録はそんなご立派なものではないことは今まで何度か書いてきました。

小関桃選手
ボクシングファンでさえも知らないような超無名選手が突然の原因不明のランキング急浮上の結果、小関選手の挑戦者になってしまうのはいつものこと。すでに3年以上まえに引退している選手をその試合にだけ引っ張り出してきたり、数ヶ月前にデビューしたばかりの42才と戦ったり、指名戦なのに相手が1位でも2位でもなくて8位だったり、そんな常識外のむちゃくちゃの積み重ねが小関選手の「V15記録」なのです。

時々は秋田屋まさえ選手のような正式なランカーとも試合をしていますが、その時は頭突きが炸裂、顔面裂傷、試合続行不可能での防衛でした。

秋田屋まさえ vs 小関桃
V15のうち、まともな相手とのまともな防衛戦として認められるのは好意的に見て2~3試合もあるかどうかです。

世界には、小関選手のようなインチキ防衛ではなくて、本当にすごいV10以上の女子の記録はいくつもあります。

その中でも現在V16で首位を走っているセシリア・ブレークフス選手や、小関選手と同じ階級で小関選手よりも早くV15を達成しているパク・ジヒョン選手は本物中の本物。

世界にはこういう人たちがいるのですから「女子だから程度が低くても仕方がない」という理屈は成り立ちません。小関選手は女子のボクシングの中でも異常な存在なのです。

そんな小関選手のもっとも有名な怪奇現象は、世界王者となった試合でのバッティングでしょう。

新聞にも「ゴツッという頭と頭がぶつかるような音」と書かれ、会場の観客もテレビの視聴者も、全員が頭突きで相手選手を倒したことを知っているのに、試合関係者たちだけが「わからない」と言ったあの事件です。

あの試合で頭突きを見逃して小関選手の手を上げたレフリーは、韓国ボクシングコミッションのキム・ジェボンという大変に偉い人でした。韓国のトップがくだした裁定だからWBC本部も否定出来なかったのでしょうか?それともこのレフリーの悪事をあばくときりがないから手をつけられないのでしょうか?

小関桃 頭突き
さらに、さらに、怪奇な現象は、小関桃選手のプロライセンス取得の過程がまったく不透明であるということです。

小関選手は2008年2月28日の女子の第1回めのプロテストをB級で受験して失敗しています。あの無茶苦茶なフォームですから、B級を落ちたことは当然といえば当然ですが。

プロテスト2月結果 プロテスト3月結果 プロテスト4月結果

その後、彼女がプロテストを受け直した形跡は無く、3月、4月の合格者にも名前がないまま、5月にJBCの4回戦で小関選手はプロデビュー。

4回戦出場にはC級ライセンスを所持していなければなりませんが、アマ時代の成績などが考慮されて無試験で発給されたのかもしれません。

ところが、B級失格の小関選手はデビュー直後に早くも6回戦(B級)に進出。C級で4勝しなければ得られないはずのB級ライセンスをどうやったらたった1戦で取得出来たのか、これはまったくの謎です。

さらに、小関選手はプロ3戦目で世界王座に挑戦。いつのまにかA級ライセンスとなっていたわけです。B級のプロテストを落ちてC級スタートの選手がたった半年、2試合のみの経験でA級取得。おそろしい特別扱いです。

その世界挑戦で王者のウィンユー選手を小関選手はパッチギ一発でロープぎわまで吹っ飛ばしました。あの強烈な一撃が、もしも頭突きでないとするなら、いったいどんなパンチなのでしょう。そしてその「パンチ力」はいったいどこに行ってしまったのでしょうか?ろくにダウンも取れない今の非力な小関選手ってどういうことなのでしょうか?

これはボクシングではありません。では何なのか?よく分かりません… 。組織や人間がどこまで堕落するか、それをどこまで見ないふりが出来るのか、という壮大な実験であるのかもしれません。

WBC、JBCが芯まで腐り、そのことを誰も批判出来ず、マスコミはこの黒歴史に触れずに美化し、どこがゴールか分からない茶番劇はいつまでも続きます。

このくだらない劇の登場人物の名前と顔を覚えておきましょう。誰がヨイショや擁護を請け負っているのか忘れないでください。こんな人たちが別のところでは正義や文化の代表みたいな顔をしているんです。

なお、ご用メディアのみなさんが小関選手と宮尾綾香選手の対戦を煽りはじめたようですが、宮尾選手は正真正銘のボクサーで、本物のチャンピオン。日本の軽量級の宝です。

その宮尾選手が、小関選手のインチキ王座との『統一戦』をするなら、小関選手の王座に価値を与えるだけで、宮尾選手は一方的に損をするでしょう。宮尾選手が得られるのはバッティングで額を割られる危険性ぐらいのものですね。断固、拒否しましょう。

宮尾選手が統一戦をすべき団体はほかにあります。宮尾選手と大橋会長は腐った団体は無視して上を目指して進んでください。

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コメント

  1. かるはと より:

    王者になった試合はひどかったですからね。
    今回は勇気ある問題提起だと思います。
    ジム、選手ぐるみ・・・なんでしょうね。

  2. queens of the ring より:

    >かるはとさん
    個人ブログなんで何を書くにもあんまり勇気はいらないんですが、楽しいブログにしたいのに楽しくならないのがツライです。このひとたちのせいでもう何年もイヤ~な感じが続いていますので(苦笑)。悪の元凶は、WBCという組織と、それにぶらさがってご飯を食べている人たちなんですけどね。

  3. g1j2p5i5 より:

    今日わ
    悪党を糾弾してくれるのは QRさんくらいです!   有難うございます!!

    小関  次戦はメヒコにてカルドサⅡ(指名試合)らしいです  アウェイという点でしか期待できませんが・・・

    ところでリカ ボクレコにおいては試合が空いてるのですが消息ご存じですか?   ボクサーとしての生い立ちを紹介してくれると嬉しいのですが   防衛戦をしないのはいいですが せめてどんな形でも試合をすべきですよね   水谷しかり

  4. queens of the ring より:

    >g1j2p5i5さん
    QRは悪党もきらいじゃないですけど、この件に関しては全部きらいです。団体と業界と、全部まとめてきらいです。
    リカ・トングライセーン選手の件は日本人女子王者一覧のほうにコメントします。

  5. ストレートマン より:

    いや、ひどいね。世界でいちばんひどいだろうね。

  6. ニッキー より:

    いろいろ悪い噂は聞いていたけど想像以上にひどいね。
    あやかさんはこんなやつと絶対試合したらダメだよ。

  7. かるはと より:

    なんか、大橋会長が受けて立ちそうなイヤな予感・・・・・。
    会長自身がWBCに思い入れがあるし、二回目の世界奪取はチェ・ヒヤンの再三のバッティングで顔を変形されながらの勝利だったし。
    宮尾選手の将来も考え、あまり悪質な相手は避けてほしい。

  8. tomato より:

    知りませんでした・・そんな形でチャンピオンになって嬉しいのかな・・理解できません・・

  9. queens of the ring より:

    >tomatoさん
    小関選手がどう思っているのかはわかりませんが、以前にもこのジムには似たような批判を受けている男子選手がいて「これがタイトルマッチ?」というひどいマッチメイクで東洋王者だったりしましたので、ジムの体質なんだと思います。アマスポーツから入ってきた選手の中にはプロの格闘技のファンとしての経験の無い人が実はけっこういるので、そういう人は「ジムの指示=正しいこと」と思っている場合があり、一般ファンの価値観とは大きくずれてしまうことになります。ですから、たとえ批判を目にしても「なんでだろう」という印象しか持っていないのでしょう。

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