KickBoxing
2015年9月12日(土) 東京 後楽園ホール
Krush-58
ダブルメイン第1試合(第7試合)
Krush女子タイトルマッチ
52Kg契約 3分3R延長1R
王者 朱里 しゅり(ボスジム)
VS
挑戦者 トモコSP ともこすぺしゃる(元J-GIRLSフライ級王者/ウィラサクレック三ノ輪)
チャンピオンの朱里選手は入場時からどういうわけか表情が硬く、緊張感がありあり。対する挑戦者のトモコSP選手はニコニコと余裕の表情。
しかし、試合が始まると身長差とリーチ差でトモコ選手は序盤から不利な展開。
からだごと押し込むようにしてたちまち赤コーナーに追いつめる朱里選手。
トモコ選手はカカト落としで反撃に出ますが… ヒットしません。
青コーナーに追い込まれたトモコ選手は手が出なくなってスタンディングダウン。
第2ラウンド、トモコ選手はダメージを感じさせない動きで前に出ますが、
ニュートラルコーナー付近に押し込まれたところで、朱里選手がいきなり回転しながらバックハンドブロー… のハズが距離が狂って前腕部付近でトモコ選手に激突。ダメージを受けたトモコ選手は朱里選手に背を向けて離脱しようとしたところ、レフリーがこれをダウンと宣告。
両腕をあげて元気アピールするトモコ選手。カウント8で試合再開。
リスタート後のトモコ選手のカカト落としは当たりが浅い。
朱里選手はパンチでこの回2度目のダウン(スタンディング)を奪います。
バックハンド(今度はきっちり命中)にもヒザ蹴りにも耐え、このラウンドをしのぐトモコSP選手。
第3ラウンド 後ろ回し蹴りをヒットさせてからの右ストレートという大技で攻める朱里選手。観客席から大きな歓声。
試合はトモコ選手が最後のダウンも立ち上がり、判定に持ち込みましたが、当然ながら大差で朱里選手の勝利。
いろんな状況から見て朱里選手にはKO指令が出ていたように思われます。しかし、KOは狙って出来るものではないといいます。リラックスしたパンチが一番効くともいわれます。朱里選手はまわりの言葉をあまり気にしないでもっと自由にやったほうがいいんじゃないでしょうか。
もっとも、試合の内容は圧倒的で、ほかの選手が相手ならばKOだった可能性は高いです。というのも、トモコSP選手はKOするのが非常にむずかしい選手で、RENA選手、松田玲奈選手、いつか選手、タイの世界チャンピオン、誰と戦っても必ず判定までいっているのです。
ダブルメイン第1試合(第7試合)
Krush女子タイトルマッチ
52Kg契約 3分3R延長1R
○王者 朱里 しゅり(ボスジム)
判定 3-0
×挑戦者 トモコSP ともこすぺしゃる(元J-GIRLSフライ級王者/ウィラサクレック三ノ輪)
朱里選手が判定勝利でタイトル防衛V3に成功。
(トモコSP選手は第1ラウンドにスタンディングダウン1、第2ラウンドにダウン2、第3ラウンドにダウン1の計4ダウン)
September 12, 2015 Tokyo
52kg 3x3mins K-1rules
Krush female title
Shuri Kondo won over Tomoko SP by UD
第1試合 50Kg契約 2分3R
KANA かな(シルバーウルフ)
VS 第2ラウンド
平岡琴 ひらおかこと(チームトルネード)
この試合はパンチャーとキッカーの対決であることは序盤すぐにわかりました。とにかくKANA選手のパンチの勢いがすさまじいです。
しかし、平岡選手も相手の左回し蹴りを右の後ろ回し蹴りで吹っ飛ばして観客を沸かせます。いい蹴りしています。
両選手とも速くて軽いフットワークでリングを縦横に動き回り、とてもスピード感のある試合になりましたが、第2ラウンドにニュートラル付近でつかまった平岡選手がパンチの連打をもらってダウン。
果敢に反撃しますが、
平岡選手の右をブロックしたKANA選手のフックが炸裂。完全に効いた倒れ方で、レフリーが即座に試合を止めました。ふたりともいい選手ですね。今後が楽しみです。
第1試合 50Kg契約 2分3R
○KANA かな(シルバーウルフ)
KO 第2ラウンド
×平岡琴 ひらおかこと(チームトルネード)
KANA選手のKO勝利
(平岡琴選手は第2ラウンドにダウン1)
オープニングファイト第2試合 55Kg契約 2分3R
水野志保 みずのしほ(元J-GIRLSバンタム級王者/名古屋JKファクトリー)
VS
森田和美 もりたかずみ(勇心館)
試合開始前のオープニングファイトに元J-GIRLS王者の水野志保選手が登場。対戦相手の森田和美選手は新空手の王者でキック系には年に1度のペースで出場している選手。
開始とともに水野選手が相手の前に立って左右のパンチを打ちながら前進。いつものゴリ押しファイトです。
しかし、頑丈な水野選手はダウンすることもなくすぐに応戦し、ふたりは真正面に立ってのドツキ合いとなりました。
結局、フットワークゼロ、展開らしい展開もゼロで、延々3ラウンドにわたってパンチとキックが繰り返され、判定となった結果は森田和美選手の2-0勝利。
手数も命中率も同程度だったと思いますが、アッパーやフックなど拳種にバリエーションがあり、打ち方にも工夫がうかがえた森田和美選手をジャッジは支持しました。
オープニングファイト第2試合 55Kg契約 2分3R
×水野志保 みずのしほ(元J-GIRLSバンタム級王者/名古屋JKファクトリー)
判定 0-2
○森田和美 もりたかずみ(勇心館)
森田和美選手の判定勝利
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