Boxing
2010年 クイーン・オブ・ザ・リング ボクシング部門 各賞の発表です。
なお、この賞はこの1年にQRスタッフの耳や目に入った試合からQRスタッフの主観で決定されたものであり、女子ボクシング界全体を反映するものではないことを、最初にお断りします。
★ベストファイト
イナ・メンツァー vs ラモーナ・キューネ[クーネ](1月9日(土) ドイツ WBO/WIBF/WBCフェザー級タイトルマッチ)
無敗の世界王者同士の激戦をイナ・メンツァー選手の右ストレートが決着。両者とも激しいダメージを負った戦慄のタイトルマッチ。参考記事
★ワーストファイト
上村里子 vs キム・ダンビ(1月29日(金) 韓国 IFBAミニフライ級タイトルマッチ)
地元レフリングの見本のような試合。テクニックでは挑戦者に及ばない王者キム・ダンビ選手はヘッドバット、ホールディングしながら腕をねじるなどの反則。上村選手の左ヒジに靭帯損傷の重傷をおわせるがレフリーは見て見ぬふり。反対に上村選手の反則には一度に2点減点などのやりたいほうだい。韓国女子ボクシング界の闇は深い。参考記事
★ブライテストホープ
川西友子(大阪帝拳)
クリスティーナ・ハマー(ドイツ)
★最優秀来日選手
シェイニー・マーティン(イギリス)
2月7日に神戸ワールド記念ホールでWBAスーパーフライ級チャンピオン天海ツナミ選手にユナニマスデシジョンで敗れたものの、顔面を大きく腫らしロープにもたれかかりながらも最後まで勝負をあきらめずに戦い抜いたファイティングスピリットはまさしくプロフェッショナル。参考記事
★ベストKO賞
山口直子(白井具志堅:2月20日OPBFスーパーフライ級タイトルマッチ VS 藤本りえ)
4回に王者藤本りえ選手のワンツーで痛烈なダウンを喫し、ポイントでもリードされながら6回から盛り返し、9回に逆転TKO。東洋王者となり、来年は世界挑戦を実現。価値ある1勝となった。参考記事
★ファイター・オブ・ザ・イヤー
富樫直美(ワタナベ)
4月に灼熱のタイ、10月にはメキシコの1600mの高地まで引っ張りだされるという試練を課されながら、どちらのタイトルマッチも3-0で防衛して王者としての大きな存在感を築いた。
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