Kickboxing
2011年11月23日(水・祝) 東京ドームシティホール
RISE85
初代RISEクイーン決定戦
48kg契約RISEルール 3分5R(無制限延長)
神村エリカ(TARGET)
VS
RENA[レーナ](及川道場)
いよいよ始まる期待の大勝負。会場の東京ドームシティホールはぎっしり最上階まで満員です。
この画面が表示されると館内の空気が変わりました。ビッグマッチ直前に特有のこの感じ…。
青コーナーは笑みを浮かべながら入場のRENA選手(及川道場)。
第1ラウンド ついに始まったこの対決。まずは相手をじっくり見据えながらローキックで出方をうかがう両者。
神村選手の左のパンチをガードしたRENA選手は「効かないよ」というように首を左右に振ります。
6月の高橋藍戦では出なかった右のキックも軽い調子で打っていくRENA選手。コンディションに心配はないようです。
キック、パンチを出しながら接近してくる神村選手は、距離が詰まるとショートレンジの打ち合いにはトライせずそのまま組み付いてきます。
足を使って前後左右に動いて神村選手のキックの距離を巧みにはずすRENA選手。
第2ラウンド 時にはフットワーク、時には堅固なガードでキック対策は万全のRENA選手。
反対に神村選手はRENA選手の高速キックに苦戦。RENA選手の前蹴りはあきらかに神村選手の左肩を狙っていますが、神村選手の主武器である左フック封じの布石なのでしょうか。
KOを意識しすぎているのか、ときどき相手を見るような場面がある神村選手。そこを見逃さずにパンチと蹴りを放っていくRENA選手。蹴りはかわされましたがパンチは命中。
組み付き禁止のRISEルールを無視してクリンチを多用する神村選手にレフリーが警告のイエローカードを提示。
神村選手の左ミドルキックに左のスネを当てていくという攻撃的なディフェンスのRENA選手。
ストッピングの前蹴りも冴えて神村選手はなかなか思うような攻撃が出来ません。
第3ラウンド 接近戦ですぐに組み合ってしまう両者にレフリーがイエローカード。
RENA選手は一度めの警告でしたが神村選手は2度目のためレッドカードとなり1ポイントの減点。
神村選手の左フックを警戒して右のガードを常に上げているRENA選手。そのためガードが空くことになる中段を狙って左ミドルを蹴り込む神村選手ですが、RENA選手はこれを左手ですくい上げるようにキャッチ。右のガードは絶対に下げません。
神村選手の攻撃を、RENA選手は離れてはフットワークではずし、近付いてはクリンチで潰します。
1分45秒、RENA選手の右ハイはぎりぎりのところでヒットせず。
ラウンド終了時に優勢をアピールする両者でしたが、試合の流れはRENA選手か。
神村選手はRENA選手の攻撃をこらえながら強気に打ちに出ますが…
待っていたのはカウンターの右、あるいは打ち終わりを狙う左ストレート。
第5ラウンド 前に出てくる神村選手をフットワークでいなすRENA選手。
焦りの色が見える神村選手はフェイントや仕掛けを省略した単純な前進を繰り返してカウンターのチャンスを与えてしまいます。
両者ともに組み付きが多い展開のためレフリーがそれぞれにレッドカードを出します。RENA選手の減点1に対して、神村選手はこれで減点2となりポイント上では明らかに不利。
余裕のない神村選手は完全に動きを読まれて最後の反撃もかないませんでした。
トレーナーのダムさんとともに勝利の喜びを爆発させるRENA選手。
初代RISEクイーンのベルトを獲得したのはRENA選手。実に見事な復活劇でした。
初代RISEクイーン決定戦
48kg契約RISEルール 3分5R(無制限延長)
×神村エリカ(TARGET)
判定 0-3
○RENA[レーナ](及川道場)
RENA[レーナ]選手がユナニマスデシジョンで勝利してRISE女子王者に。
(46-47、46-48、47-48)
(掴みで神村選手が減点2、同じくRENA選手が減点1)
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